すごい天パの現場監督

店舗内装・30代現場監督の内情と日々の興味をつらつらと

【コロナ】によって思うこと

こんにちは

またまた日が空いてしまいました。

どうしてもスマホで書くとなると億劫になってしまい、筆が進みません。

 

タイトルの通り【コロナ】になって思うこと。

 

コロナによって店舗内装業界はどうなっていくのか。

実際に起きていること

・新店/改装工事の延期

・新店/改装工事の中止

・内容の変更

 

前にもブログ内で取り上げましたが、クライアントも売上の中から上記の費用を捻出する訳ですので、当然工事などは後回しになります。

私が勤務している会社もその煽りを受けております。

 

そもそもこんな風に思っていました。

・2019年 オリンピックがあるから暇かなぁ

↑コロナで延期 最悪中止

 

・2020年 オリンピックとコロナで暇かもなぁ

↑今

 

2018年頃の私はのんきだなあと思います。笑 

 

暇と言っても全く暇!という訳ではなく、仕事はあります。

しかし、先行きが見えない。予測が立ちません。

大手は仕事があるのかなあ。。

 

こんな状況でもなんとか協力会社さんにも仕事を依頼したい所ではありますが

物件がないことには何も頼むことが出来ません。

 

内装会社はこれからじわりじわりと資金を削られていくのではないかと感じております。(家賃・人件費・固定資産税etc...)

 

今後どうしていくのか

今回のコロナになって思ったこと

 

①クライアント主導の売上しかない

②オリンピック開催への対策を考えていなかった

③会社に行かなくても物件が納まってしまう

 

①クライアント主導の売上しかない

当たり前といえば当たり前です。笑

が、そんなことを言ってられない世の中になっていくように感じます。

 

工事だけでなく、様々な提案をし、(空間だけに限らず)

自ら売上を作るような動きをしないと中々仕事がなくなっていくのではないでしょうか。ルートのクライアント頼りでは会社は衰退していきます。

よっぽどの施工技術やサービス?がない限り、出来上がりに大きな差はでません。

施工会社にもキャラクター性・特徴があった方がいいです。

 

②オリンピック開催への対策

コロナはまぁ仕方ないとして。。

私の勤めている会社の場合はオリンピックがあるにも関わらず、

特に対策/営業方針がありませんでした。

*私も当時は特に何も感じていませんでした。。

これはオリンピックだけに限らず、何かが起きると予見されている場合は

対策を考えなくてはいけません。

コロナが起きたあとの動きは珍しく早かったですが。。

 

経営陣が方針を決めてくれるのを待っていても何も始まりません。

自分だったらどういう風に進めるのか。一人一人が考える時代です。

例えば物販→飲食やオフィスに比重を移すなど

何でも良いです。何故そこに比重を移すのか。というのが自身の中で明確

なのであればバンバン上司に相談しましょう。

掛け合ってくれない上司は熱意がないので、別の人を探し、仲間を作りましょう。

自分の言ってることが同意を得られなければ別の方法を考えれば良いのです。

 

③会社にいかなくても物件が納まる

私の経験談です。

自粛期間中に会社に行かずとも物件が納まってしまいました。

何のために会社に行くのだろう。と少し思います。笑

 

テレワークで使ったもの

・CAD(図面)

・エクセル(見積・書類作成)

・紙(発注)

・ペン

があれば全部完了します。

ここに+@で

Ipad

があればもう十分過ぎるくらいです。

 

恐らく、内装業界はテレワークが中々進まないでしょうが、来るべき時のために

自宅で作業ができる環境を整えた方がいいです。

*会社で出してくれないかなぁ。。

 

コロナがどうこうというのは体の良い言い訳に使い易いです。

が、こういった時にも考えて動くことができる人が生き残っていくでしょう。

 

内装業界はしばらく冬の時代が続くかと思いますが

考えることをやめずに突き進みましょう。

 

それでは

 

天パ

 

【現場監督】にも種類があるということ

こんばんは

 

前回から随分時間が空いてしまいました。

 

今日はサクッと【現場監督】についてお話します。

細かい施工の話は別で投稿します。

 

現場監督の種類

大きく分けると3つに分かれます。

 

a:全て手配する監督

 (什器や職人さん、アルバイト、運搬などなど)

b:職人と材料も手配する監督

 (職人さんを手配)

c:管理だけする監督

 (職員さんは元請けや1次請けや2次請けが手配)

 

 

a:全て手配する監督←私はここ

全てやります。笑

見積・発注・工程管理・協力会社との話し合い・金額交渉などなど

書くとキリがありません。本当にいるのか?という書類もたくさん書きます。笑

特に中小企業はこの手が多いように感じますが、色々なことをやらなくては

いけないため、幅広くできるようになりますが作業時間もなかなかです。。

 

b:職人と材料も手配する監督

弊社からすると協力会社になります。(内装会社)

特別な仕上げ材以外は管理から職人さんの手配までこちらの会社にお願いしています。

(通常の床材やクロス、塗料など)

いわゆる職人さんは材工というものです。

*材工とは:材料と職人さんの工事、人工で依頼

 

c:管理だけする監督

その名の通り管理だけですが、そう簡単ではないです。

職人さんは元請けや1次請けなどが手配をし、各工種の職人さんと現場を納めます。

aやbであればいつも頼んでいる職人さんに頼めますが、その現場ではじめましての

場合もあります。a~cの中では一番コミュニケーション能力が問われるでしょう。

また、工期に納まらなかった場合はもう声が掛かりません。当然ではありますが。。

 

あらかじめ増員がいるかどうか確認しておかないと大変なことになります。

が、元請けも予算があるのでそう簡単には増員させないはずです。

ここでもコミュニケーション能力が問われます。笑

 

ここでもお金の動きはa→b→cの順番で小さくなっていきます。

 

しかし、cの場合は

1晩/○○万円 もしくは 1現場/○○万円

と決まっているのと、手配関係がないので働きようによっては遥かにaよりも

稼ぐことができるでしょう。

 

どこが一番儲かるのか

a:大手から中小企業まで

b:1~10人規模の会社やひとり親方(個人事業主

c:ひとり親方(個人事業主

↑規模的にはこんな感じ

 

会社員の給与ベースで考えると!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1位:b

2位:c

3位:a

 

となります

 

b:職人と材料も手配する監督

やらかしてしまった時の金額も大きくなるため要注意です。全て自分の身に降り注ぐことでしょう。笑

 

c:管理だけする監督

定額なので一現場終えれば、通常の会社員の一ヶ月分の給料はなんなく手に入れることができます。

 

a:全て手配する監督

基本的に会社員なので会社は儲かるかもしれませんが、担当者の手元まではなかなかやってこないでしょう。笑

よっぽどの実績があれば賞与や給与に反映されますが、私は一度もありません。笑 

 

会社員がいいのか、ノウハウを覚えて独立がいいのか。

あなたはどちらにしますか。

 

ちなみに若い職員さんも監督も本当に少なくなってきています。

辛いってのもあるんでしょうけど。。。

 

生きている間はなくなることがない業界だと思います。

それでは

 

 

 

天パ

 

 

店舗内装【現場監督】の年収

こんにちは

 

昨日は月給・給料についてお話ししました。

 

本日は年収について話していきます。

昨日、良い点悪い点はお話したので、スパッと本題に移りたいと思います。

 

 

 

 

 

  

ずばり年収は。

 

 

 

 

 

 

 

¥5,000,000-です。500万

総支給です。

いろいろここからさっ引かれると実際に使える額は少ないです。笑

 

【内訳】

  • 28万×12ヶ月=336万
  • たまにつく手当
  • 賞与年2回

 

以上です。

 

下の画像をご覧ください。

某転職サイト様から拝借致しました。

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30代 平均年収

 

30代全体ではなんとか平均を超えております。

が、平均を超えてるから良い。悪い。という話ではありません。

 

もちろん、どんな仕事にもやりがいや楽しさ、合う合わないもあります。

そして、今後私たちは60歳での定年という概念は限りなくなくなっていくはずです。

 

 

転職を繰り返してもいいです。

ひとつのことを極めてもいいです。

 

 

でもどの業界においても

『この業界でごはんを食べていけるのか。』

ということがまず第一です。

生活が立ち行かない仕事を続けるのは無意味です。

趣味ではありません。

 

 

労働時間/内容の対価が給料です。

 

 

労働時間などは過去の記事にも書いております。

そちらもご覧になって、店舗内装への就職/転職の判断材料にしてください。

tempa-man.hatenablog.com

 

それでは

 

天パ

 

 

店舗内装【現場監督】の給料・月給

おはようございます。

 

前回から随分時間が空いてしまいました。

 

今回は現場監督の給料についてお話します。

多少ぼかしますが実話ですので、参考になるかと思います。笑

 

記事を読んで頂いている方

『あんなに労働時間長いって言っているんだからそれなりに貰えるんだろうなあ〜』

って思っていませんか。笑

 

 

4月 コロナ+緊急事態宣言中

 

出勤日数:24日(休日出勤を5日含む)

 

  • 日中現場:7日間   8:00〜19:00 電車移動なので5時起き。笑
  • 夜間現場:10日間   21:00〜翌7:00
  • 社内作業:3日間   9:00〜18:00
  • テレワーク:4日間

 

まず、悪い面をお伝えしましょう。

・弊社にはタイムカードはございません。笑

↑ないのでいざという時のために労働時間はメモしています。

↓想像力のある方はお察しかと思いますが

・早出・残業代は出ません。

・夜間手当ももちろん出ません。

・緊急事態宣言中、リスクを負って現場に行く人とテレワークの人の差別化はなしです。手当なし。。

 

どうですか。

中々ブラックですよね。笑

というか真っ黒ですよね。笑

労働基準局に行くと一発アウトですよ。

 

良い面をお伝えしましょう。

・たまに手当がつきます。たまに。笑

この手当に対する算出基準はオーナーの気分です。

 

 

 

以上。

 

 

 

 

自分で書いていても

『???』

なぜ続けるんだ?と思うこともあります。

何でかは私もよくわかりません。

洗脳されてしまったのでしょうか。笑

 

このことについてはまた別の記事でお話しします。

サクっと給料を書きましょう。

 

4月の給料

総支給:¥280,000-

手取り:¥230,000-,

 

です。

どうでしょう。

私は30代です。

多いか少ないか、満足しているか満足していないかで言いますと

 

労働時間に対して見合っていない!

 

と思っています。

法律に則った残業代などが出るのであれば、私はとっくに年収1,000万です。笑

 

無駄に残業などをしている訳でないのに、現場には常駐しなくてはいけないのに

残業代や夜間手当は出ません。

 

そして、中小企業の内装会社では法律に則った手当が払われない会社が多いです。

この悪しき風習どうにかならないのか。。

 

大手は残業や現場常駐をなるべくせずor短時間にし、下請け会社が現場を見ます。

そういった所で残業代や夜間手当を最小にするよう管理をしています。

 

といった所です。

 

 

学生のみなさん。お金を稼ぐだけならたくさん仕事はありますよ!

 

 

次回は年収に触れていこうかと思います。

 

天パ

 

内装業界へ就職・転職を考えている人へ

こんにちは

 

前回、施工の工事ではなく現場監督が働く時間についてお話しました。

労働時間は大変に長いです。笑

 

今回も施工について書こうと思いましたが、そもそも内装業界に勤める。

と一口に言っても様々な会社がありますのでそこをお話していきたいと思います。

 

どの会社に勤めるかによって、この労働時間や振り回され方が大きく変わります。

やりたいことが明確な場合は必ずしも大手に勤めるのが良いとは言えません。

内装業界で設計をしたいのか。施工をしていきたいのか。

何をしていきたいかの参考にしてください。

 

内装会社の区分

大きく分けると4つの種類に分かれます。

 

a:大手会社

乃村工藝社丹青社、スペース、ジークetc...)

b:中堅会社(50名〜100名)

c:中小企業(10〜50名)←私はここ!

d:ひとり親方

 

どの業界においてもありますが

【元請け】か【下請け】

どちらかによって全く異なった働き方になります。

それは何故なのか。

 

下の画像をごらんください。

 

これが内装業カーストだッッッッっ!

 

 

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内装業カースト

みなさんが知っているような物販店の工事は大体は大手が元請けです。

私たちも入札物件で大手と競うこともありますが、

大手はとてつもない高額で驚いたり、はたまたとてつもなく安い時があり

一体どうなってるのだろうと思うこともあります。笑

 

 

このカーストを統計的にa~dに当てはめていきましょう。

 

a:大手会社 元請け

b:中堅会社(50名〜100名) 元請け・1次請け

c:中小企業(10〜30名) 1次請け・2次請け

d:ひとり親方 1次請け・2次請け

 

このようになります。

が、必ずしも当てはまる訳ではありません。

*大手オーナーが中小企業に直接【元請け】発注する場合もあります。

 

大手は【働き方改革】を推進し、進めておりますがそのしわ寄せは

b~dに来ます。笑

 

誰かが出来ないことは誰かがやっています。

労働基準法コンプライアンス遵守!

で大手の人が家で寝ているとき

ひとり親方のおじちゃんや下請け会社が

夜間現場で頑張っています

 

お金を払っているから当たり前、仕事なんだから当たり前。と言われてしまえば

それまでですが。。

改装工事で周りの監督さんによく聞きます。『一度も現場にこない!』と。

大手批判をしている訳ではないです。笑

 

どこに勤めるのか

ここまで読んで頂くと、カースト上位に勤めるのが良いような気がしていると思います。笑

そして、基本的にはみなさん大手に入りたい方が多いと思います。笑

 

それぞれのメリット・デメリットを書いていきます。

少し偏見が入ります。笑

 

a:大手

【メリット】

  • 受注する物件数が多い、ネームバリューがある
  • みんなが知っているような物件を手がけられる
  • 安定
  • 下請けになることがない
  • 長時間労働がない。恐らく。。
  • 教育体制が整っている

【デメリット】

  • 部署が多岐に渡るため、したいことができるとは限らない。←設計したいけどできない
  • 転勤の可能性
  • 何にもわからんちんになる可能性がある←ポイントチェックばかりになると実際の現場を見る機会が少ない
  • 目立たないと埋もれる←社内にライバルが多い

 

b/c:中堅/中小企業

【メリット】

  • やりたいことができる可能性が高い(設計/施工)
  • 物件を任せられるまでが早い
  • 転勤はほぼない
  • なんとなく、役職があがっていく笑

【デメリット】

  • ネームバリューがない←営業活動がしずらい
  • 下請けになると業務コントロール不可。←昼夜問わずになるかも。。
  • なんでもやらなくてはいけない←部署が少ないため本職以外のことも。。
  • 経営者がワンマンだとやばい。←入る前に調べましょう。

 

d:ひとり親方

【メリット】

  • 時間の制限がない、出社することもない
  • 嫌な案件は断ることができる
  • 段取をしっかりすれば、やったらやっただけ儲かる

【デメリット】

  • 安定的に給料が入らない
  • 上位請けとの関係性によっては指し値で。。下請けいじめ禁止!
  • 当たり前だが、全ての責任が自分に!←一度やらかすとダメージが大

 

とこんな所でしょうか。。

ここが良い!ということはありません。

 

大きな物件をやりたければ大手に行くことが近道です。

が、適正がなければ他の人が担当になるでしょう。

 

 

中小であれば、大きな物件を自社でやるために営業活動に打って出る。こういったことも可能ですが、既存の取引先から鞍替えしてもらうのはなかなか困難です。

 

 

どこに勤めるのがいいかというのは自分自身が何をしたいかによって大きく変わっていきます。

 

学生の方は今の内から何をしたいのか考えておきましょう。

なんとなく来る業界ではありません。笑

協力会社の監督が言います。

 

『息子には絶対に継がせない。』と笑

 

そして、私はたまたま入社した会社が中小企業ではありますが

【元請け】でした。下調べもせずにこの業界に入りましたが

そこだけは本当にラッキーだったと思っています。

*元請けですが、労働時間は長いです。

 コンプライアンス?なにそれ美味いの?って感じです。笑

 

基本的に下請けになってはいけません。

オーナーを除き、基本的にはカーストの上が大きなお金が動きます。

下に行けば行く程お金が減っていきます。増えることはありません。

 

もしあなたが施工をしたいのであれば

【元請け】か最低でも【1次請け】

を選んでください。

 

それでは

 

天パ

【施工】について①

こんばんは

 

今回から【施工】について書いていきます。

私は【設計/施工】の会社に勤めているので、ごりごりの内装工事のみ!

の会社ではないので少し【設計/施工】よりになってしまいますが

お付き合いください。

リアルガチの内容です。笑

 

特に学生の方、内装関連に就職・転職しようと思っている方

必読ですよ!

 

施工】=現場監督/現場管理

のイメージがあると思います。

そうです。その通りです。

ニュースでよく、大型の建築現場の現場監督が鬱病になって自殺とか

家に帰れない。寝る時間がない。とかそんなイメージの現場監督です。

 

そのイメージ。。。

 

 

 

 

 

 

間違っていません!笑

しかし、そう嫌なことばかりではないです。

 

大手ゼネコン、サブコンの監督さんがどのように仕事をしているかは

わかりませんが、周りの内装工事関連で鬱病になってしまった人は今の所いません。

 

只、睡眠時間はみなさんバラバラでしょうし、物件が重なったりすれば

寝ることが出来ない日もあります。笑

 

 

今回はプライベート時間を持てるか否か。

睡眠を確保できるか否か。

人間としての最低限の生活が可能なのか!?

ここに焦点を当てていこうと思います。笑

 

 

店舗内装工事の種類

内装工事の種類といってもここでは【人間らしい生活】で分類をしています。

工事の内容に関しては別で細かく解説していきます。

 

a:SC・施設内 改装工事

b:SC・施設内 新築工事

c:路面店工事 (新・改装ともに)

 

大きく分けると3パターンに分類することができます。

この3パターンを【人間らしい生活】ランキングにします。

 

 

1位 路面店工事

栄えある1位!

日中工事が可能なこと、工期が厳しくなっても近隣にさえ挨拶に廻れば

夜間工事も可能!

ただし、土日工事が不可な場合もある。

ルールがあるようでなく、ないようである!

工期の調整さえ可能であらば日中働き、夜寝ることができる!

地方であれば、工事が終わったあとにご当地グルメも堪能でき、

観光する時間もできるかも!

 

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2位 SC・施設 新築工事

2位は SC新築工事!

新築工事の場合は作業時間が決まっているため、夜寝ることができる!

また大抵作業時間が決まっており、8:00〜18:00完全退館

となると職人さんは17:30には帰る!

早い人は17:00の道路が混む前に帰るぞ!

 

朝礼や定例会議というものの出席や工事のルールはたくさんあるが

こちらも近隣協定や建築紛争予防条例によって土日工事ができないことが多いぞ!

 

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某【イ○ン】や【ら○ぽ〜と】など

 

3位 SC・施設 改装工事

ビリはSC改装工事!

こちらは施設の営業が終了してからしか工事が出来ない場合が大多数なので、

いわゆる【夜間工事】になるぞ!

 

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お買い物をしているとよく見ませんか。。

 

工事は営業終了後なのに、定例会議は18:00からだ!

特に何もなくても出席が必要だぞ!

定例会議の終了後2〜3時間、施設の休憩室で仮眠だ!

しかし、定例が終わったら一度施設から出てくださいという所もあるぞ!

 

私のような都内在住者は電車で現場に行くことが多いので最悪だぞ!

 

車で行っていれば寝ることも可能だが!

 

そして行くときは電車が帰宅ラッシュで激混みだぞ!

帰りは始発あたりで帰らないと通勤ラッシュで激混みだぞ!

汚れた作業着で電車に乗るとスーツの海が割れてモーゼのようになるぞ!

帰ってすぐ寝ても、昼には目が覚めるぞ!

 

夜間工事に馴れて来た頃、工事が終わるぞ!

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*画像はイメージです。


以上が工事種別ランキングです。

 

しかし!

 

ランキング上位の工事でも油断してはいけません。

夜間工事と日中工事が同時に起きる場合があります。

『日中やってるから夜あいてるよね!』

 

...断りましょう。笑

 

しかし、そうも言えない時もあります。

連日ではないとしても、一晩工事やらメンテナンスやら。

数日間は耐えることができますが、3日以上続くと何をしているのかわからなくなります。笑

 

私が一番辛かったのを例に挙げさせてください。

3位の【SC・施設 改装工事】

 

1日のタイムスケジュール

8:00〜12:00 工事

12:00〜13:00 昼食

13:00〜15:00 仮眠

15:00〜18:00 工事

18:00 定例会議

19:00〜21:00 仮眠

21:00〜翌8:00 工事

↑合間に一服休憩はあります。

 

もちろんこんなスケジュールなので社内の先輩方が応援に来てくれました。

が、フツーの会社は恐らく上司が現場をのぞきにくる程度です。。

 

これを5日間やって、途中でご飯を食べながら急に寝たり

または職人さんが作業している電動工具の下で寝てました。

寝たというか意識がなくなったというか。笑 

自動的にスイッチが切れる人で良かったです。笑

 

こんなスケジュールがたまーにやってきます。

 

でもやっている時は必死なので【眠い】以外の感情はよくわかりません。

毎日、工程表を見ると『工事終わった日までワープしねぇかな〜』

と思ったりします。笑

でもワープしません。毎日少しづつ進んでいきます。

 

終わってしばらくすると笑い話です。笑

職人さんや協力会社の人と

『あの時やばかったよなぁ〜』とかそんな感じです。

 

ブラックとかよく言いますがブラックなんてもんじゃないですよ。

闇です。笑

残業とかそんなレベルではありません。

 

もネチネチした人や職人さん、協力会社さんはあまりいないです。

人間関係はわりかしホワイト寄りです。

あまりにも段取が悪かったりするとそれもまた変わりますが。。笑

 

勤める会社の離職率

 

・1年以内に退職が大多数

1年保てば3年はいます。

 

・3年で退職する人も半数ぐらい

 

・3年保つと5年はいます。←私はここ

この辺りまで来るとなんとなーく自分で時間を調整して休みながら

仕事ができるようになります。

 

ふぅ。少し熱が入りすぎて長くなりました。

毎日家に帰ることが出来る仕事は世の中にごまんとあります。

 

次回も施工?について書くぞ

 

天パ

 

【設計】について④

こんばんは

 

さっそくですが

今回は前回の続きです。

 

  1. クライアントより出店情報あり
  2. 現地確認前にもらえる資料をもらう
  3. クライアント打合せ
  4. 現地確認・現地調査、設計説明会開催
  5. プラン作製
  6. プラン提出・修正
  7. 内装監理室へ実施図及び書類を提出
  8. 内装監理室よりチェックバック
  9. 実施図修正・提出 この記事ではここから
  10. 施工会社への見積図面を送信
  11. 工事着工
  12. 工事中の設計監理
  13. 引き渡し前チェック
  14. 工事竣工
  15. 竣工図を施設へ提出
  16. オープン この記事ではここまで

 

9.実施図修正・提出

内装監理室からのチェックバックを修正し、実施図を提出します。

施設にもよりますがこの実施図は早い所ですと、半年前提出。(はやっ)

三ヶ月前〜

一ヶ月前〜

と着工前に出す必要があります。

 

実施図ってなんだ。

 

実施図とは

読んで字のごとく実施(実際に施工する)図面です。笑

ただ、実際に施工する。というのが厄介です。

内装監理室が所轄消防署との打合せや建築確認申請(ゼネコンが出します)

行政に申請する際もこの図面が元になります。

 

ですので、仕上材の変更や間仕切り壁の位置が変わると再申請・図面の差替えが発生します。工事中に再申請をするというのは様々な人が動かなくてはいけないので極力避けたい所です。笑

がなかなかそうも行きません。いろんなことが起きるときは本当に色んなことが起きてしまうのが現場です。

 

10.施工会社へ見積図面を送信

実施図=見積図面です。

これに関しては

【設計→施工会社、入札参加会社】

【オーナー→施工会社、入札参加会社】

の場合もあります。

 

送るだけじゃん!と思ったそこのあなた!

 

正しく書いたものを送らないと大変なことになりますよ。。。

施工会社からたくさん質問がきますよ。笑

例えば...

  • 展開図と仕上表の塗装品番が違います!どちらで見ればよろしいでしょうか。
  • 仕上に使用する木は不燃材でしょうか。
  • ○○というサイズの金物はないので○○というサイズで製作でよろしいでしょうか。
  • 指定の仕上が廃番です。

etc...

まだまだキリがないですがこのあたりで。

 

細か!と思うかもしれません。ですが

→塗装品番が違うと色の濃淡によっては塗装屋さんの手間が変わります。

→木を不燃材にすると材料単価が上がります。

→パイプのサイズか変わるだけで全体の大きさが変わります。有効寸法とか

→廃番品かどうか仕上を選定する時に調べましょう。

 

なんとなーく、似た物、仕上で見積をする時もありますが、細かく聞きます。

何故ならその小さな積み重ねが 施工会社の利益 だからです。

勘違い・認識の違いで安く見積してしまった物の量が増えると利益が減ります。

設計会社は施工会社へのチェックバックを減らすためには情報過多な図面を送るのではなく、見積を取るための図面になっているとお互い良いです。

で、そういった図面は大体見易いです。

 

13.引き渡し前チェック

オーナーへの引き渡し前につくりや仕上がりのチェックをします。

チェックって何するのかな。

私ははじめて入社した設計会社(マンション設計)に勤めていたとき

先輩に私は聞きました。

 

天パ「○○さん、どうやってチェックすればいいですか。」

 

先輩「自分がこの家を実際に買った人だと思ってキズとかをチェックして、でマスキングテープを貼って項目を平面図にメモして」

 

私はマンションの20部屋ほどチェックを回ったのですが、過去最高のチェック個数と

お褒めの言葉を頂きました。笑

1住戸のチェック平均が100個ほどでゼネコンの監督さんが苦笑いをしていたそうです。笑

 

と、ここまで過剰にする必要はありません。笑

が仕上がり、大まかな寸法のチェック、そういったことは必要です。

そして自分が実際にオーナー目線に立ちチェックすることもとても大切です。

オーナーは大金を支払い、出店をしています。

 

15.竣工図を施設へ提出

工事が無事終わり、引き渡しも終わると施設へ竣工図を提出します。

竣工図ってなんだ。

 

竣工図とは

工事が完了し、実際に出来あがった空間の図面です。

これをCD-Rに焼いたり、メールだったりで提出します。

【CADデータ・DXF・DWG・PDFなど】フォーマットはさまざま

 

これも設計会社が提出する場合と施工会社が提出する場合があります。

が、基本的には変更があれば設計が図面を修正し、提出するのが良いです。

 

この竣工図を施設は管理しておき、出退店・改装の際に次のオーナーへ【既存図

として渡します。

 

みなさん、工事が終わったと言って、適当に提出してはいけません。

絶対にいけません!!!!

回り回って自分に返ってきますよ。因果応報。

 

私は既存図と現地が全く違うという経験があります。

壁がなかったり、照明がなかったり、使おうとしていた物がなかったり。。。

↑遠方だからといって、現地調査をしないのがいけない。

 

とまぁこんな所です。

オープンはオープンです。

当日立ち会いをして、人の動き・流動性・陳列・通りからの魅え方・商品の魅せ方etc...

たくさんみることがあります。

担当者と話をして、次回はこうしましょうとかあれやって良かったですねとか

色々話してください。そして何か購入してください。笑

 

最後適当になりましたがこれで設計の実務を終えます。笑

そのうち設計でもデザイン寄りの話もします。

 

次からは【施工】をかくぞ。

 

 

天パ